薬剤師は英語ができると年収アップを狙えるのか

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「英語を勉強すれば、薬剤師としての収入も上がるのだろうか?」

 

こういった疑問を持っている薬剤師は一定数いるかと思います。

たしかに気になりますよね。

 

結論から言うと、職場によります。

 

そこでこの記事では、

  • 薬剤師は英語ができると年収アップを狙えるのか
  • 薬剤師が英語を学ぶメリット

について詳しくまとめてみました。

 

僕はTOEIC900点や語学系唯一の国家資格である通訳案内士を持っている薬剤師です。

なので、多少は参考になるかと思います。

 

では本題へ。

 

薬剤師は英語ができると年収アップを狙えるのか

 

英語スキルのある薬剤師が年収をアップできるかは職場次第です。

 

外国人患者の多い職場なら年収アップの交渉が可能

具体的には、外国人患者の多い職場であれば、年収アップの交渉が可能です。

 

例えば、

  • 空港
  • 有名観光地
  • 外国人が多く居住する地域(東京だと港区など)

にある薬局・ドラッグストアなどですね。

 

僕はこの前まで転職活動をしていたのですが、その時に「外国人患者が多い職場なら給与交渉できる」と転職コンサルトが言っていたので、これは間違いない情報です。

 

ほとんど外国人患者が来ない職場だと交渉は難しいですが、外国人患者の多い地域ならば英語ができると給与交渉の武器となります。

 

ただし、英語ができても一気に年収は上がるわけではない

ただし、薬剤師が英語をできても、一気に何百万も年収が上がるわけではありません。

 

転職コンサルタントが言うには

正社員なら、良くて数十万アップ(100万以上アップはない)

パートなら、良くて時給100〜150円アップくらい

だそうです。

 

年収が全く上がらないよりはマシですが、薬剤師として生きていく以上、英語ができても少ししか年収アップは期待できません。

 

英語ができても年収の大幅アップは期待できない理由

というか、英語に限らず、どんなスキルを身につけても、雇われ薬剤師として働いていてる以上は、大幅な年収アップは期待できないと思った方が良いです。

 

なぜかというと、薬剤師は拡張性のない仕事だからです。

 

仕事には、

  • 拡張性のある仕事
  • 拡張性のない仕事

の2種類があります。

 

拡張性のある仕事の典型はミュージシャン

拡張性のある仕事の典型は、ミュージシャンでしょう。

 

ITの進歩により、あらゆるコンテンツが容易に複製できるようになりました。

 

例えば、ミュージシャンの場合、MVはYouTubeで公開できるし、SpotifyやApple Musicで音楽も配信できます。

 

いくらでもコンテンツを複製できるため、お金さえ払えば地球上の全てのヒトが音楽を楽しめるようになったわけです

 

これはどういうことかというと、稼げる金額も青天井ということを意味します。

 

薬剤師は拡張性のない仕事

もう分かると思いますが、薬剤師の仕事には拡張性がありません。

 

例えば、処方箋40枚につき、薬剤師1人を配置するという決まりがある時点で、1人の薬剤師が稼げる金額にも必然的に上限ができます。

 

処方箋40枚の制限を見直すというニュースもありましたが、それでも物理的に100枚以上を1人でさばくのは厳しいでしょう。

 

このような理由から、そもそも英語ができようができまいが、構造的に薬剤師が年収をアップさせるのは難しいのです。

 

英語を勉強して薬剤師としての年収アップをさせたいのなら、

  • 地方で働く
  • 遅い時間帯メインで働く

みたいな働き方をした方が、格段に年収アップを狙いやすいと思います。

 

薬剤師が英語をできるメリットは年収じゃないところにある

 

冒頭にも書きましたが、僕は薬剤師の中だと英語は得意な方だと思います。

 

その経験から言うと、薬剤師が英語をできるメリットとしては、年収よりも以下の3つの方が大きいかなと。

 

メリット1:転職活動でプラスになる

英語ができる薬剤師は少ないので、転職活動でプラスに作用しやすいです。

 

冒頭にも書いた通り、僕は

  • TOEIC900点
  • 通訳案内士資格

を持っています。

 

英語ができるようになってから僕は2回転職しましたが、転職面接で英語スキルを褒めてもらえることがちょくちょくありました

 

英語ができると、「少なくともある程度の努力はできる人間だ」というアピールになるみたいです。

 

例えば、複数採用候補者がいて、どちらも薬剤師としての能力が変わらなそうなら、英語をできる薬剤師を採用するみたいなことがあるんだとか。(まぁ薬剤師としての能力が変わらないならそうだよね)

 

英語ができても薬剤師としての年収はそこまで上がりません。

けど、就活・転職では英語スキルがあると、多少は有利に働きやすいです。

 

メリット2:仕事の幅が広がる

英語ができると仕事の幅が広がりやすいです。

どのように仕事の幅が広がるかというと、僕は3つ実感していることがあります。

 

1:英語で服薬指導できる

当たり前だけど、英語ができると英語で服薬指導できます。

 

英語をできる薬剤師はとても少ないし、そもそも英語アレルギーのある薬剤師はかなり多いです。

 

なので、ちょっと英語ができるだけで

「英語だったら〇〇さんに任せよう」

というポジションを確立しやすいです。

 

実際、今の職場では英語しか喋れない患者が来たら、僕に仕事を振ってもらえるようになりました。

 

やはり人間というのは頼りにされると張り切ってしまうものなので、「××だったら〇〇さん」というポジションを確立できると仕事が楽しくなります

 

2:アクセスできる情報量が増える

インターネット上の情報は、英語によるものが1番多いです。

 

どれくらい多いかというと、日本語の情報が全体の約3%なのに対し、英語の情報は50%と言われています。

 

つまり、英語ができるとアクセスできる情報量が一気に増えるというわけですね。

 

例えば、薬剤師が読む論文は英語で書かれていることが多いです。

 

なので、英語で書かれた論文を読めるようになると、薬剤師としての知識をアップデートしやすくなります

 

英語ができるだけで、最新の知見へ格段にアクセスしやすくなるし、自分が求める情報が見つかる可能性も一気に上がるのです。

 

3:副業で役立ちやすい

英語ができると、副業でも役にたちやすいです。

 

要するに、薬剤師のスキルと掛け合わせるのではなく、英語を使った別の仕事を副業としてやって、年収をアップさせるという戦略ですね。

 

例えば、翻訳や通訳だってできるし、英語と相性の良いプログラミングを勉強してエンジニアとして稼ぐことも可能でしょう。

 

僕はプログラミングをやるのですが、情報収集するときは英語で検索することが多いので、「本当に英語ができて良かったな」といつも思っています。

 

英語力があれば薬剤師以外の仕事で収入アップを狙いやすいです。

 

ぶっちゃけた話、薬剤師としての収入を上げるよりも、英語力を活かして違う仕事をした方が手っ取り早く年収アップを狙いやすいかなと。

 

メリット3:人生が豊かになる

3つめのメリットが、人生が豊かにということです。

 

薬剤師に限ったメリットではないのですが、人生が豊かになることが英語を勉強する1番大きな利点かなと。

 

英語を話す人は、世界に20億人いると言われています。

 

日本語だけしか話せないと1億人が限界だけど、英語ができるとコミュニケーションを取れる人の数が格段に広がるのです

 

僕はフィリピンへ語学留学をしていたことがあります。

 

その時、フィリピン人の

  • 家族を大切にする気持ちの強さ
  • 仕事より私生活

みたいな価値観に触れて、だいぶその後の人生に影響を受けました。

 

例えば、留学するまでは残業が当たり前みたいな環境で働いていて「まぁ月数十時間の残業は仕方ないか」という感じだったのですが、留学してからは「残業なんかしてる場合じゃねぇ!!」という価値観に完全に変わりました。

 

英語ができると、本当に多種多様な価値観に触れられます

いろんな価値観に触れることは、あなたの人生に良い影響を与えてくれるでしょう。

 

まとめ

まとめると、英語ができても100万円以上の年収アップは狙えませんが、職場によっては数十万アップは狙えるかなといった感じです。

 

個人的には、年収アップよりも

  • 転職活動で有利になる
  • 仕事の幅が広がる
  • 人生が豊かになる

といったメリットの方が大きいかなと考えています。

 

英語の勉強法については、以下の記事にまとめました。

興味があれば、チェックしてみてください。

 

 

参考になれば嬉しいです。

では!

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