転職につきまとうよくある不安の1つが、転職先の人間関係だと思います。
多くの時間を費やす職場の人間関係が悪いとツライですよね。
そこでこの記事では
- 人間関係の悪い職場を避けて転職する方法
についてまとめてみてました。
僕自身、薬剤師として働いていて今までに2度転職しているのですが、どこも人間関係は良好でした。
なので、サンプル数は少ないんですけど、多少は参考になるかなと。
では本題へ。
【薬剤師必読】人間関係の悪い職場を避けて転職するテクニック
僕が人間関係の悪い職場を避けるため、転職のたびに気をつけていることは2つだけです。
その1:残業時間が月10時間以内の職場を選ぶ
まず、残業時間が少ない職場を選びましょう。
僕は月10時間以内の残業時間を目安に転職活動をしていましたが、人間関係の悪い職場を避けたいなら残業時間は少なければ少ないほど良いです。
なぜかというと、残業が多いほど疲れがたまり、イライラしやすくなるから。
誰もが経験したことがあると思いますが、あまりにも疲れすぎていると他人への配慮が欠けてしまいがちです。
「残業時間が多い分だけ人間関係は悪くなりやすい」
と思っておいた方が良いでしょう。
残業時間が少ないだけでイライラは少なくなります。
その結果、人間関係がギスギスしづらくなるというわけです。
その2:転職サイトのスタッフに職場見学のセッティングの依頼をする
2つ目が、転職サイトのスタッフに職場見学のセッティングを依頼することです。
そして、職場見学の際に働いている薬剤師や事務に挨拶してみましょう。
人間関係の良い職場だと、ちゃんと笑顔で対応してくれるはずです。
イメージとしては、こんな感じ。
一方、人間関係の悪い職場はこんな感じです。
まぁ、無視されるってことはないですけど、
- 目も合わせずに、すっごい小さい声で挨拶してくる
みたいなイメージです。
以前に僕が転職活動をした時、大手チェーンのある店舗を見学したのですが、そこがめっちゃくちゃ感じ悪かったんですね。
挨拶しても、すっごく反応が薄くて
「なんなんだ、こいつら」
と当時の僕は思ったわけです。
で、たまたまその大手チェーンで働いている友達の薬剤師がいたので、その話をしたんですよ。(というか文句を言った)
そしたら
「そこの店舗、人間関係が悪くて新人くんが異動を上司にお願いしてた」
と一言。
このように、挨拶は人間関係が悪いかのリトマス紙になります。
必ず挨拶して、所属している薬剤師・事務の様子を見ましょう。
おすすめの転職サイトについては、以下の記事にまとめました。
ぜひチェックしてみてください。
大手チェーンと中小どっちの方が人間関係は悪いか
これから転職を考えている薬剤師の中には、中小と大手どっちの方が人間関係が良いか気になっている人もいるんじゃないかなと。
あくまでも僕の感想になってしまいますが、人間関係に関しては大手・中小どっちも変わらないと思います。
職場の人間関係は完全に運ゲーです
僕の経験上、職場の人間関係は完全に運ゲーです。
大手チェーンの人間関係
僕は新卒で大手チェーンドラッグストアに入社して、この会社では全部で7つの店舗で働きました。
で、最初の店舗は人間関係が非常に悪く陰口が横行している感じで、3つ目の店舗は最初の店舗よりはマシだけど少し人間関係がギスギスしている、そして他の店舗は人間関係良好といった感じでした。
大手チェーンだと異動がけっこうあると思います。
そのため、ある時期は人間関係のストレスから解放されるけど、またある時期は人間関係のストレスで疲れてしまうという可能性を取り除くことはできません。
さらに言えば、自分の異動だけでなく、相性の悪い人間が異動してくることもありえます。
中小の人間関係
大手チェーンで薬剤師をやったあと、僕は中小規模の薬局で勤務しています。
で、先ほども書いた通り転職してからは人間関係で悩んだりはしていません。
ただし、これは「中小規模の職場の方が人間関係が良い」ということではないんですね。
先ほど紹介した
- 残業時間の少ない職場を選ぶ
- 転職サイトのスタッフに職場見学のセッティングを依頼する
の2つの方法でフィルタリングした結果、運よく人間関係の良い職場に転職できたというだけです。
僕が「恐ろしいな」と思うのは、運悪く人間関係の悪い中小規模の職場へ転職してしまった時。
中小規模の職場だと異動も少ないので、転職以外の逃げ道がなくなってしまいます。
運よく人間関係の職場へ転職できれば人間関係のストレスから長期的に解放されますが、運悪く人間関係の悪い職場へ転職してしまうとと地獄を見ることになります。
これが中小規模の会社の欠点かなと。
大手チェーン・中小、どちらも人間関係の悩みは避けられない
何が言いたいかというと、大手チェーン・中小どちらも人間関係の悩みからは避けられないということです。
まとめると、それぞれのメリット・デメリットはこんな感じ。
【大手チェーン】
- 仮に人間関係が悪くても異動でリセット可能(転職せずに済む)
【中小】
- 薬剤師・事務が流動的ではないので、人間関係の良い職場へ転職できれば長期的に人間関係の悩みから解放されやすい
【大手チェーン】
- 人間関係の悪い職場への異動があるかもしれない上に、トラブルメーカーが異動してくることもある
【中小】
- 人間関係の悪い職場へ転職してしまった場合、逃げ道が転職以外にない
ただし、こういったメリット・デメリットはそこまで気にする必要ないかなと。
特に重要なのは転職先のカルチャーです。
職場見学での雰囲気重視で決めるのが1番良いと思います。
大手チェーンであっても異動の拒否が可能な会社はあるので、やりようによっては人間関係の悩みは解消されるでしょう。
人間関係の良い職場を求めて薬剤師転職サイトを使う場合の注意点
最後に、人間関係の良い職場を求めて転職する際の注意点について書いておきます。
薬剤師転職サイトのスタッフに人間関係への不満を言うべきでない
転職サイトに登録すると、薬剤師転職サイトのスタッフに「なぜ転職するんですか?」と聞かれます。
この時
「人間関係が悪くて転職活動をする」
とは言わない方が良いです。
理由は2つあります。
理由1:転職コンサルタントに悪い印象を与える
転職コンサルタント側からすれば、
良い人材を紹介する
↓
採用側が喜ぶ
↓
次回の薬剤師採用時にも自社サービスを使ってもらう
↓
以下同じループで紹介料を稼ぐ
という流れが望ましいです。
しかし転職コンサルタントは、会社・転職希望者どちらが人間関係を悪くしている原因なのか分からないですよね?
したがって、「人間関係が原因で転職したい」と言う薬剤師を積極的に紹介したいかというと、そうではありません。
紹介した先で人間関係のトラブルが起こった場合、自社の評判を落とすかもしれないからです。
転職コンサルタントへ伝える転職理由は、人間関係以外にしましょう。
理由2:人間関係は転職コンサルタントでも解決できない
基本的に、転職コンサルタントはあなたの味方です。
あなたの希望条件に合った職場をちゃんと探してくれます。
けど、人間関係については転職コンサルタントがなんとかできる範囲を超えてしまっています。
なぜなら人間関係は入社してからでないと、合う・合わないが分からないからです。
年収や福利厚生、残業時間は転職コンサルタント側でなんとかできるけど、人間関係はどうやっても無理なのです。
「人間関係が悪くて転職する」
は言ってもメリットがないので、言わないようにしましょう。
採用面接でも「人間関係が悪くて転職することにした」と言わなくて良い
当たり前ですが、採用面接でも
「人間関係が悪くて転職を決意した」
とは言う必要はありません。
なぜなら「人間関係が悪くて転職する」と言うと、「また同じことを繰り返すんじゃないか」とか「人間関係でトラブルを起こしそう」と思われてしまいがちだからです。
自分が100%悪くなかったとしても、採用担当に怪しいと思われたら不利になります。
バカ正直に「人間関係が悪くて。。」と答える必要はありません。
よくよく考えれば、人間関係以外にも転職理由となりうることはあると思います。
例えば、
- 在宅医療を経験したかった
- 〇〇科の門前で働きたかった
など、ポジティブな理由を採用担当には伝えるようにしましょう。
転職サイト選びについては以下の記事に詳しくまとめたので、合わせてチェックしてみてください。
まとめ
薬剤師が人間関係の悪い職場を回避して転職するには、以下の2つに注意しましょう。
- 残業時間の少ない職場を選ぶ
- 転職サイトのスタッフに職場見学のセッティングを依頼する
この2つを意識しておけば、ある程度は人間関係の悪い職場をフィルタリングできるはずです。
良い職場へ転職できることを祈っています。
では!