「派遣とパートどっちで働こう?
それぞれのメリット・デメリットを知りたい。」
確かに迷いますよね。
僕も派遣とパートどっちにしようと思っていた時期があって、かなり迷いました。
そこでこの記事では
- 派遣薬剤師として働くメリット・デメリット
- パート薬剤師として働くメリット・デメリット
- 派遣・パートそれぞれどんな人が向いているか
についてまとめてみました。
この記事を書いている僕は、派遣とパートどっちで働くか迷った末にパートで働くことを決めました。
その結論に至った経緯や転職コンサルタントに聞いた話などについても書いたので、これから転職を考えている薬剤師の参考に多少はなるかと思います。
では本題へ。
薬剤師が派遣で働くメリット・デメリット
はじめに、薬剤師が派遣で働くメリット・デメリットについて解説します。
先ほども書いた通り、けっきょく僕はパート勤務することにしたのですが、以下のメリット・デメリットを考慮して「アリだな」と思うのなら派遣薬剤師という選択肢はかなり良いでしょう。
薬剤師が派遣で働くメリット
まず薬剤師が派遣で働くメリットから。
メリット1:時給が高い
派遣薬剤師は時給が高いです。
転職サイトで求人を検索すると、こんな求人がけっこう見つかります。
パートだと2000円〜2200円の時給が多いですが、僕が紹介された派遣の求人は最低ラインが2500円くらいで、高い4000円という求人までありました。
しっかりお金をパッと稼ぎたい場合は、パートよりも派遣として働いた方が良いでしょう。
転職コンサルタントから聞いた話だと
- 奨学金を早く返したい
- 留学したいからお金を貯めたい
- 正社員よりも稼げるから
みたいな動機で派遣薬剤師をやる人はけっこう多いみたいですね。
メリット2:自分の予定に合わせて働ける
転職コンサルタントによると、
「2か月後に引っ越するから、そのつなぎとして働きたい」
みたいな薬剤師も派遣として働くことが多いとのことでした。
また「半年海外放浪・半年仕事」みたいな薬剤師も一定数いるそうで、海外へ頻繁に行く薬剤師からも派遣という働き方は人気みたいですね。
ちなみに僕が勤めている薬局でも、派遣さんがこの前イギリスとスペインに旅行へ行っていましたし、薬学生の時に実習をやっていた薬局にもそういう働き方の薬剤師がいました。
契約によって働く期間が定められているので、自分の予定に合わせて柔軟に働くことが可能です。
薬剤師が派遣で働くデメリット
次に薬剤師が派遣として働くデメリットについて。
デメリット1:次の働き口が見つからない可能性がある
派遣は希望条件が高すぎると、パートよりも働き口が見つかりにくいです。
派遣薬剤師は正社員の穴埋め
僕は薬剤師以外の仕事を掛け持ちしていることもあり、1日6時間・週3日で働ける職場を探していました。
けど、この条件だと厳しいとのこと。
理由は「派遣=正社員」の一時的な穴埋めだからです。
正社員のピンチヒッターなので、短い時間だけ働ける職場は少ないみたいなんですよね。
そのため、転職コンサルタントに
「この条件だと冬の時期なら働けますけど、夏とかは厳しいですね。。」
と言われてしまいました。
ちなみに、最低でも1日7時間・週4日程度働けるなら、次の働き口が見つからない可能性はかなり低いそうです。
なので、短い時間だけ派遣をやりたい薬剤師は、働き口が見つからないリスクを考慮しておいた方が良いでしょう。
希望条件が満たされないこともある
また最初の派遣先が「家から30分かつ時給3000円」という条件で、あなたはそれに納得して働く始めたとします。
しかし契約が終了して派遣先が変わった時に、「家から30分かつ時給3000円」という派遣先が見つからず、「家から40分かつ時給2500円」の派遣先になってしまう可能性もあります。
なので、数ヶ月おきに条件が変わってしまうのはキツイという場合は、派遣薬剤師に向いていないかもしれないです。
デメリット2:投薬メインになりやすい
派遣薬剤師は、繁忙の薬局での就業が多いので外来の投薬がメインの仕事となりがちです。
僕は在宅医療をやりたかったので、このデメリットは受けれられませんでした。
だいたいの職場だと在宅医療は正社員がやるんですが、なかにはパートでも在宅医療を経験できる会社はあるんですよね。
けど、転職コンサルタントが言うには、派遣薬剤師だとほとんどないみたいです。
あくまでも投薬メインですね。
なので、投薬メインでも全く問題ないのであれば、派遣薬剤師はアリだと思います。
薬剤師がパートで働くメリット・デメリット
次に薬剤師がパートで働くメリット・デメリットについて解説します。
薬剤師がパートで働くメリット
僕が感じた薬剤師がパートで働くメリットは3つです。
メリット1:継続的に働ける
厳密にはパートも年単位での契約が多いのですが、継続雇用されるケースがほとんどです。
なので、自分が「辞める」という決断をしない限りは、長く勤務することが可能となっています。
したがって、コロコロ働く場所が変わるのが嫌な人は、パート薬剤師の方が向いていると思います。
仕事は投薬メインということもない
また、継続的に働けるので投薬メインということにはなりにくいです。
先ほども書いた通り、これから需要が伸びるであろう在宅医療の経験をできる職場もけっこうあります。
週3日以下の時短勤務も可能
派遣だと、週3日以上かつ1日8時間くらい働けないと仕事が見つかりにくいですが、パートであればそんなことはありません。
週1日から1日4〜6時間勤務でも、十分仕事は見つかります。
「短い時間だけ働きたい」のであれば、パート一択ですね。
メリット2:会社負担で勉強会・研修会に参加できる
パート薬剤師の場合は、会社負担で勉強会・研修会に参加できることが多いです。
勉強会・研修会にかかる費用も自分で払うとなるとバカにならない金額なので、会社が負担してくれると気軽に参加できて良いかなと。
派遣薬剤師は派遣先の会社に所属しているのではなく、派遣会社の所属となります。
そのため、勉強会・研修会の費用を負担してもらえないので、自腹を切らなければなりません。
薬剤師がパートで働くデメリット
次にパート薬剤師のデメリットについて。
デメリット1:派遣ほど自由に働けない
パート薬剤師は、基本的に2〜3ヶ月みたいな短い契約ではありません。
そのため、「数ヶ月だけ働いて海外旅行へ!」みたいな柔軟なワークスタイルを目指すのは厳しいです。
自分のペースで働きたいのであれば、派遣の方が良いかなと思います。
デメリット2:派遣薬剤師に比べると時給が低い
パート薬剤師は派遣に比べると給与水準が低いです。
派遣のメリットのところでも書きましたが、派遣の給与の高さはやはり魅力的ですね。
ただ、パートでも時給3000円くらいの求人なら見つけることは可能です。
僕もつい最近まで転職活動していたのですが、実際こんな求人を紹介してもらいました。
夜遅い勤務などのワケあり求人にはなってしまいますが、ベースの給料が2500円、17時以降や日曜・祝日勤務だと+時給500円みたいな感じになっていることが多いです。
なので、パートでも高時給を目指したいなら、イレギュラーなシフトの求人を狙うと良いでしょう。
結論:派遣・パートどっちが良いかは働く目的による
けっきょく、薬剤師は派遣とパートどちらで働いた方が良いのか。
結論から言うと、働く目的によって変わってきます。
派遣が向いている薬剤師
- 高時給で働きたい
- ライフスタイルの自由度を保ちつつ働きたい
派遣薬剤師は「たくさん稼ぎたい」とか「自由に働きたい」という人に向いています。
「仕事内容はそこまで重視しておらず、とにかくお金を稼ぎたい」
「2〜3カ月だけ一気に働いた後は、自由に過ごしたい」
みたいな薬剤師にぴったりな働き方でしょう。
パートが向いている薬剤師
- コロコロ職場を変えたくない
- 投薬以外の仕事もやりたい
- 派遣は無理と思った
パートが向いているのは、上の条件に該当する薬剤師ですね。
僕の場合は、コロコロ職場が変わるのは別に良かったのですが、投薬以外の仕事もやりたかったので最初は派遣で働こうと思っていましたが、最終的にはパートで働くことにしました。
迷っているなら転職コンサルタントに相談するのがオススメ
派遣とパートどっちで働くか迷っている場合は、転職コンサルタントに相談してみると良いと思います。
僕も転職コンサルタントとかなり話をした上で、パートで働くことを決断しました。
僕の場合は
- シフトに融通が利きやすい
- 仕事内容が投薬だけという制限がない
- 家から30分以内
という希望条件は絶対にはずせませんでした。
こういった希望条件を踏まえた上で、転職コンサルタントと話し合いをした結果、パートで働くことになったという経緯があります。
「自分はこの希望条件だけは外せない」というのをいくつかピックアップした上で相談してみるのがオススメです。
無料で相談に乗ってくれるので、興味があれば相談してみてください。
まとめ
まとめると、派遣・パートそれぞれ向いているのは、こんな感じの人です。
【派遣薬剤師が向いている人】
- 高時給で働きたい
- 自由なライフスタイルで働きたい
【パート薬剤師が向いている人】
- コロコロ職場を変えたくない
- 投薬以外の仕事もやりたい
- 派遣は無理と思った
あくまでも僕の感想なのですが、自分は派遣とパートどっちに向いているかの参考になれば嬉しいです。
迷っている場合は、転職コンサルタントに相談してみましょう。
「派遣とパートどっちで働くか迷っている」と伝えれば、無料で相談に乗ってくれます。
良い職場が見つかることを祈ってます。
では!