質問箱でこんな質問をもらいました。
これはブログに書きます!ブログネタありがとうございました! #Peing #質問箱 https://t.co/fFbYrY1sCD
— Tomoyuki Kato (@tomo_k09) October 21, 2019
【質問】
薬剤師です。
サービス残業が当たり前の職場にいるのですがこのまま働き続けるべきでしょうか?
同僚はいい人ばかりなので迷ってます。
サービス残業が当たり前で、人間関係も悪いだったらノータイムで転職すると思うんですが、人間関係だけは良いパターンだと少し迷うかもしれないですね。
そこでこの記事では
- サービス残業が当たり前の職場で働き続けるべきか
について僕が思うことをまとめてみました。
僕も新卒で入った会社でサービス残業の経験があり、その後はサビ残のない環境で働いています。
なので、多少は参考になるかと。
では本題へ!
結論:サービス残業している薬剤師は転職すべきです
結論から言うと、サービス残業をしている薬剤師は転職すべきだと思います。
理由は簡単で、メリットよりもデメリットの方が大きいからです。
実際にサービス残業して感じたデメリット3選
僕は社会人1年目のとき、だいたい月20時間くらいサービス残業をしていたのですが、特に「ふざけんな(怒)」と思ったことは以下の3つです。
1:お金をもらえない
当たり前ですが、サービス残業が当たり前の環境にいると、いくら残業したところでお金をもらえません。
社会人になりたての僕は、
「あれ、働きホーダイみたいな契約をしたんだっけ?(いくら働いても定額)」
と思いました。
多くの勤め人は時間をお金に変えているので、これはお金を盗まれているのと変わりません。
窃盗されてると思うと、イラつきませんか?
2:自分の時間がなくなる
サービス残業をしていると、お金をもらえないばかりか自分の時間もなくなります。
僕の場合、23時過ぎに終業ということも多かったので、「帰ったら寝て1日が終わる」みたいなことが珍しくありませんでした。
趣味に使う時間も取れないし、仕事終わりに友達に会うのも難しかったので、体力的にも精神的にもきつかったですね。
文字通り、家と会社の往復だけで1日が終わってしまうので、「これって生きてる意味あるのか!?!?!?」と思うことが当時はけっこうありました。
3:健康に悪い
サービス残業をすると、健康状態も悪くなります。
労働時間が長くて体力的にもキツイし、タダ働きしてるのでメンタル的にも悪くなりがちです。
厚労省に自殺者の推移を表したデータがあったのですが、勤務問題を原因とする自殺者は2323人もいるみたいですね。
サビ残ばっかりしていると、自殺まではいかなくてもメンタル系疾患にかかる可能性は十分あるので注意してください。
僕は幸いにも鬱になったりはしなかったですが、休日もグッタリしてるみたいなことが多くありました。
以上のような理由から、僕はサービス残業が当たり前の職場はとっとと辞めるべきだと考えています。
人間関係の良い職場なんてどこにでもある件
質問者さんは、
「サービス残業はあるけど、人間関係はいいから迷っている」
とのことでした。
けど、ぶっちゃけた話、サービス残業もなくて人間関係の良い職場なんて、探せばいくらでもあります。
なので
- サービス残業もない
- 人間関係も良い
の2つを満たす職場を探した方が良いんじゃないかなと。
なので、人間関係がいいからと言って、サービス残業の環境で働き続けるのはオススメしません。
人間関係の悪い職場を避ける方法については、以下の記事にまとめてあります。
ぜひ、チェックしてみてください。
サービス残業のない職場への転職は良いことだらけ
次にサービス残業のない職場がどれだけ良いかについて解説します。
サービス残業のない職場で働けて良かったこと
以下の2つが、サビ残のない職場で働くメリットです。
1:もらえる給料が増える
まず、もらえる給料が増えます。
残業をしたら残業代をもらえるのは当たり前のことではあるのですが、サビ残が当たり前だった自分としては、やっぱり嬉しかったですね。
もらえる給料が増えれば、美味しいレストランにも行けるし、前から欲しかったものも買えるようになるので、メリットしかありません。
なので、「残業代がきちんと払われるって大事だな」と強く思ったのを今でも覚えています。
2:精神的にかなり楽
サービス残業するハメになると、どうしても「ムカつく」という感情がでてきてしまっていたのですが、残業代をもらえる環境になってからは、「お金もらえるし、少しなら残業しても良いか」と前向きな気持ちで仕事をできるようになりました。
この差はかなり大きいなと。
残業代をもらえる環境というだけで、精神状態がよくなります。
「サービス残業がキツイ」と思っている薬剤師は、絶対に転職した方が良いです。
転職したら分かると思いますが、気持ちの面で本当に楽になりますよ。
サービス残業が当たり前の職場は潰した方が世のためだと思う
サービス残業とかいうマイルドな名前になっていますが、そもそも違法ですからね。(違法残業に改名すべきだと思う)
「違法行為を当たり前にやってる職場で働いててなんとも思わないんです?」
と僕は問いたいです。
そういう職場はとっとと潰した方が世のためにもなりますし、他の薬剤師もサビ残の犠牲にならずに済みます。
「同僚がいい人だから」という理由で、辞めるか迷う必要はないでしょう。
僕は辞めた方が良いと思います。
薬剤師がサービス残業のない職場を探す方法
薬剤師がサービス残業のない職場を見つける方法ですが、とても簡単です。
転職コンサルタントに、「ちゃんと残業代を払ってくれる会社を紹介して」と伝えるだけでOK。
あと個人的には、離職率が低いかどうかを確認しておくことをオススメしたいです。
なぜかというと、離職率が低い=ブラックな労働環境である可能性も低いから。
不満のない薬剤師は、わざわざ転職なんてしません。
サービス残業が当たり前になっている会社は離職率が高くなるので、離職率も合わせて確認することにより、サービス残業のない会社へ転職してしまうリスクを軽減できます。
満足度の高い転職を実現する方法については、以下の記事をチェックしてみてください。
サービス残業で今の職場を辞める時の注意点
最後に、「サービス残業が嫌で、今の職場を辞めたい」と考えている薬剤師に伝えておきたい注意点を解説します。
辞める時は「サビ残が嫌だから辞めます」と言う必要はない
まず、今の職場を辞めるとき「サービス残業が嫌なので辞めます」とバカ正直に伝える必要はありません。
たしかに「サビ残が多すぎて、こんな会社じゃやってらんねぇよ、バーカ」と、言いたい気持ちも分からなくはないです。
しかし薬剤師業界は狭いので、わざわざ敵を増やすようなことはせず、円満退社をオススメします。
今の職場の知り合いが、次の職場にいるという可能性も否定できないので、できるだけ穏便に退職手続きを進めるのが得策です。
たとえば
- 「やりたい仕事ができた」
- 「次のステップアップのため違う職場で働きたい」
みたいな理由を伝えましょう。
転職面接でも「サビ残が嫌なので辞めました」と言わなくて良い
転職面接でも「サビ残が嫌なので辞めました!」と正直に言う必要はありません。
残業代を出さない会社が100%悪いですが、「サービス残業が嫌で辞めました!」と伝えると、どうしてもやる気がなさそうな印象になってしまいます。
なので、転職面接でも、できるだけポジティブな退職理由を伝えるべきです。
例えば、こんな感じですね。(各自カスタマイズしてください)
【退職理由の例】
前の職場は「薬剤師たるもの患者のために残業するのが当たり前」という社風で、なかなか帰りにくい雰囲気がありました。
残業すること自体は構わないのですが、それが非効率な仕事につながっていることもあり、メリハリを持って働ける環境で働きたいと言う思いが強くなったため、退職を決意しました。
前の職場では在宅医療を中心に経験しました。
同じく在宅に力を入れている御社で、前職で身につけたスキルを活かしたいと考えています。
転職面接は試験ではなく、自分を売り込む営業です。
自分を売り込む営業なのに「サビ残が嫌で〜」と言って良い印象を与えらえるでしょうか?
どう考えても無理ですよね。
”転職面接=営業”だということを忘れず、退職理由を聞かれたらうまい具合に伝えましょう。
まとめ
以上、「サービス残業が当たり前の職場で働いている薬剤師は転職すべきか」でした。
個人的には、転職することをオススメします。
いくら同僚がいい人であったとしても、デメリットがあまりにも大きすぎるからです。
人間関係もよくサビ残もない職場はあるので、そちらへ転職した方が良いでしょう。
満足度の高い転職を実現する方法については、以下の記事をチェックしてみてください。
参考になれば嬉しいです。
では!