突然ですが、オンライン薬局のスタートアップで働くことになったので
- オンライン薬局で働くことになった経緯
- オンライン薬局で働き始めた感想
などについて書いてみました。
興味があれば、読んでいただけると嬉しいです。
では本題へ。
オンライン薬局のスタートアップで働くことになった経緯
まずは、オンライン薬局で働くことになった経緯について、簡単に振り返ろうと思います。
オンライン薬局で働くことになったキッカケはTwitter
オンライン薬局で働くことになったキッカケはTwitterです。
社長さんから「良かったら、一度お茶でもどうですか?」とDMをいただき、事業内容を聞いて、そのままお手伝いすることになりました。
オンライン薬局の社長さんは医学部を卒業後、研修医を途中で辞めて起業した方です。
Twitterで「ぜひ会いましょう!」みたいなDMはありがたいことにたまに頂くのですが、僕は今まで1度もTwitter経由で人に会ったことはありませんでした。
なぜ今回は会うことにしたかというと、いま僕が勤務しているスミダ薬局の社長から「医学部を卒業したけど研修医を途中で辞めて起業したヤバイ奴がいる」という話を半年くらい前にたまたま聞いていたからです。
スミダ薬局は全部で4店舗あるのですが、そのうちの1店舗に今回ぼくにDMをくれたオンライン薬局の社長さんと共同創業者のエンジニアの方が、たまたまヒアリングをしに来ていたたことがあったらしいんですよね。
で、DMをもらった時点で
「あれっ、この人ってもしやウチの社長が言ってた例のヤバい奴では!?!?!?!?!」
と思い、スミダ薬局の社長に聞いてみたら、
「例のヤバい奴で間違いない」
ということが判明。
で、
「うちの社長も会ったことあるらしいし、何かの縁かもしれないから僕も会ってみるか」
と思ったというわけです。(オンライン薬局の社長は僕がスミダ薬局所属なのを知らずにDMをくれたらしい)
ちなみに、この記事では“例のヤバい奴”と表現していますが、実際は礼儀正しくて頭も良く朗らかな感じの方です。
初対面にもかかわらず遅刻をかまし、アイスコーヒーまで奢ってもらった僕とはわけが違います。
薬剤師兼エンジニアとして働きます
僕は薬局で薬剤師をやりつつ、個人でWebサービスの開発もちょろっとやっています。
僕がいつも使っているのはRubyというプログラミング言語なのですが、オンライン薬局で使っている言語もなんとRuby。
というわけで、薬剤師兼エンジニアとして働くことになりました。(サービスの詳しい内容についてはまだ言えないので、また機会があれば記事にしたいと思います)
ちなみに、スミダ薬局を辞めるわけではありません。
今のところ、オフライン薬局(3日)とオンライン薬局(2〜3日)、そのほか空いている時間に個人開発みたいな感じで並行しながら働く予定です。
ちょっと宣伝を挟みますが、スミダ薬局では僕みたいな仕事掛け持ち系薬剤師を積極採用中です。
あなたの薬剤師以外のスキルを活かしてみませんか?
「少し興味があるから話を聞きたい!」
くらいの軽い感じでも大歓迎です。
スミダ薬局の社長、とても喜ぶと思うので、少しでも興味があればぜひご連絡くださいませ。
オンライン薬局で働き始めた感想
この記事を書いている時点で、オンライン薬局で2日ほど働きました。(+忘年会に参加)
まだ働いた期間はめちゃくちゃ短いんですけど、オンライン薬局のスタートアップで働いてみて特に印象的だったことを3つだけ書いておこうと思います。
1:薬剤師よりもエンジニアの方が患者の利便性を考えている
特に印象的だったのが、薬剤師よりもエンジニアの方が患者の利便性をよく考えているということです。
僕は「患者の利便性を考えることも、薬剤師の重要な仕事だ」と考えています。
簡単な例を挙げると
- どうすれば薬の相談をもっと気軽にできる環境を提供できるだろう?
- どうすれば薬の購入から受け取りまでの流れを円滑にできるだろう?
みたいな視点ですね。
なぜこういう視点が大事かというと、薬局もビジネスだから。
ビジネスである以上、患者の利便性を考えるのは当然です。
薬剤師はコンプライアンスや副作用をはじめとする薬が患者に及ぼす影響に関しては、とてもよく考えていると思います。
しかし、ユーザーの利便性までしっかり考えている薬剤師は、かなり少数派なのではないでしょうか?
薬局業界では「対物から対人へ」と言われて久しいですが、この言葉は単に”患者とコミュニケーションをたくさん取ってこうぜ”みたいな薬物療法にフォーカスした文脈で使われることが多いと思います。
けど、オンライン薬局のようなITを駆使した会社が台頭してくることにより、「患者にとっての利便性をちゃんと考える」というのも薬剤師の対人業務の中に入ってくるのではないかなと感じました。
今日はオンライン薬局のベンチャーでエンジニアをしている方とお話をする機会があったんだけど、どうやったら効率的かつ効果的に薬を渡せるかを薬剤師よりもしっかり考えていてとても驚いた。薬剤師は薬の知識+コミュ力だけではダメなフェーズにそろそろ突入しそうな感じがある
— Tomoyuki Kato (@tomo_k09) December 2, 2019
2:個人開発とチーム開発は完全に別物である
僕は今までに個人開発をそこそこやってきました。
Twitterで公開していないサービスも含めて、10個以上はサービスを作っては潰しみたいなことをやっています。
なので、「チーム開発もそこそこできるのでは?」と思っていたのですが、全然できねぇ・・・・
正直ちょっとへこみました。
自分以外の人が書いたコードをちゃんと読んだことがなかったので理解するのに時間がかかるし、僕が今までに使ったことのない技術も使われていたりするのでそれも分からない、そもそも個人サービスに比べてコード量が多くて大規模なので全体像もつかめないみたいな感じです。
今までは「実務経験がないとエンジニアとして採用されにくい」という話を聞いて「個人開発でもそこそこ経験あれば別にいいんじゃん」と思っていたのですが、今は完全に「そりゃ実務経験ないと採用されないよね」と思うようになりました。
「だいたい最初の1ヶ月くらいはできないものですよ」とエンジニアの方が優しく声がけしてくれたのですが、その優しさが逆にイタイ・・・
それくらい僕はザコでした。
自分のザコさに気づけて本当に良かったです。
少しずつキャッチアップできるように頑張ります。
3:活気がすごい
2019年の薬局業界はネガティブな話題がけっこう多くて、明るい雰囲気というよりどんよりした空気感だった気がします。
けど、スタートアップは活気があるなぁと。
この前オンライン薬局の忘年会に参加したのですが
- こういうサービスにしたい
- 4年後には上場したい
みたいな前向きな話ばかりで、小学生みたいな感想ですが「雰囲気めっちゃ良いな」と思いました。
やっぱり前向きな話って、楽しい気持ちになりますよね。
単純にこれからが楽しみです。
昨日参加させてもらった忘年会、参加者は僕より全員年下だったんだけど、交友関係って年上や同年代だけじゃダメなんだなぁと改めて思った。「交友関係は年齢なく幅広く」が1番刺激的で学びも多いし、何より単純に面白い。
— Tomoyuki Kato (@tomo_k09) December 13, 2019
まとめ
簡単ではありますが、オンライン薬局で働き始めた感想について書いてみました。
またオンライン薬局関連の記事も書きたいと思っているので、ぜひ僕のTwitterをフォローしてお待ちくださいませ。
では!
【追記】
新しい記事を書きました。