最近、自分の中で読書ブームが再来していて、けっこう本を読んでいるのですが、「薬学生の時に読んでおきたかった本」というテーマでブログを書きたくなったのでまとめてみました。(唐突)
ちなみに、薬関連の本は一切登場しません。
すべてお金とかライフスタイルとか仕事に関係する本です。
なぜ「薬学生のとき薬の本を読んでおけば良かった」と僕が1ミリも思っていないのかというと、薬関連の知識は国試に受かるレベルで勉強しておけば良いと思っているからです。
職場によって必要な薬の知識は違うので、就職してから必要な勉強をしましょう。
では本題へ。
薬学生の時に読んでおきたかった本5選
「薬学生の時に読んでおけば良かったな」と思える本は今までにたくさん出会ってきたですが、この記事では特に印象に残っている5冊をまとめてみました。
1:お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方
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タイトルが少し胡散臭いのですが、中身はいたってまとも。
たぶん、僕の人生にもっとも影響を与えてくれた本の1つですね。
薬剤師をやりつつプログラミングなどをやるいわゆるダブルワークをするようになったのも、この本の影響がかなり大きいです。
本書を読むと、お金に対する知識の有無でどれだけ大きな差が生まれてしまうのかよく分かるんじゃないかなと。
また、税制の上手な利用法を学べるだけでなく、既存の働き方について、改めて考えさせてくれるところも本書の良い点です。
「自分はこれからもずっと雇われの身として生きていく」
という薬学生には役に立たないかもしれないけど、フリーランスになりたいとか、起業したいという人には特にオススメしたい1冊。
2:人生は攻略できる
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2冊目も先ほど紹介した本と同じ橘玲先生の本。
この本は橘玲先生の今までの著書を若者向けに分かりやすくまとめ直した本で、「本当に薬学生の時に出会っておきたかった」と思いました。
橘玲先生は、
- サイエンス
- 投資
- 人生設計
- 歴史
- 働き方
などをテーマに書いていることが多いのですが、「人生は攻略できる」は幸せになる方法や働き方、お金の使い方をメインテーマに、簡単な言葉で解説してくれています。
彼の本の特徴は、エビデンスを積み上げて本を書いていることで、
「それ、あなたの感想ですよね?」
みたい陰謀論めいた記述がないことです。
「人生は攻略できる」って、またもや胡散臭いタイトルなのですが、この本を読むことによって長い人生を楽しく送るためのヒントを得られるのではないかと思います。
3:これからの正義の話をしよう
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政治哲学の本。
著者はハーバード大学のマイケル・サンデル教授。
簡単に説明すると、「世の中にはいろんな考え方がある」という当たり前の事実を改めて教えてくれます。
人の価値観は千差万別です。
例えば、「子供にスマホを持たせるのは良いことだ」と考える人もいれば、「子供にスマホを持たせるなんてありえない!」という考えもあります。
けど、どっちが良い・悪いってことはないんですよね。
なぜかというと、それぞれメリット・デメリットがあるので、良い・悪いの二元論で決められないから。
世の中には、善・悪で2つの価値観で判断できないことばかりです。
白黒ハッキリできることって実は少なくて、グラデーションみたいになっていることの方が多いのです。
しかし、社会に出ると「自分の意見は正しくて、お前は間違っている。こいつとは意見が違うからムカつく。」みたいなスタンスの人にたくさん出会います。
けど、仕事において大事なのは「色んな考えがあるという前提のもと、意見を出しあって話し合うこと」なんですね。
で、「こいつとは意見が違うからムカつく」という視野の狭い薬剤師にならないためにも、色んな考えに触れて世の中には様々な考えがあり、どれも完璧ではないという事実を知っておくことが重要なわけです。
そういった意味で、「これからの正義の話をしよう」は、さまざまな考えに触れられる良書だと思います。
4:ワーク・シフト
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ワーク・シフトは、未来の働き方を学べる本です。
2012年2013年くらいの本なのだけど、今読んでも古さを感じさせません。
例えば、本書で紹介されている
- 仕事と遊びの境界が曖昧になる
- ミニ起業家(フリーランス)の台頭
- 自身のブランディングが大事
といったことは現実に起こりつつあります。
僕が初めてワーク・シフトを読んだのは社会人なりたての頃なのですが、「もっと早く読んでおけば良かった」と強く思ったのを今でも覚えています。
薬学生に戻れるなら、間違いなく即購入しますね。
ちなみに、ライフ・シフトという続編もオススメ。
ワーク・シフトは働き方にフォーカスしているけど、ライフ・シフトは人生設計に重きを置いています。
人生100年時代のコンパス的な役割をしてくれる良書です。
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5:自分の頭で考えよう
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ロジカルシンキング(論理的思考)がメインテーマ。
著者のちきりんさん(の中の人)は、世界的なコンサル会社マッキンゼー出身のようで、コンサルの人たちがどういった思考で問題解決をしているのか学ぶことができます。
学生までは与えられた問題だけを解いていれば評価してもらえましたが、社会に出て働き始めるとそうはいきません。
問題の解決方法は無数にあるので、考える力が必須というわけです。
考え方を学べる本書は、新社会人にとって大きな力となるでしょう。
薬学生の時から読書習慣があると専門バカになりにくい
最後に薬学生のうちから本を読んでおく習慣を身につけておくと、どんなメリットがあるかについて書いておきます。
読書の良いところは視野が広がること
読書の利点はたくさんありますが、1番の利点は視野が広がることかなと。
今まで知らなかったことをたくさん知れるので、さまざなな角度から観察して考えることができるようになります。
特に薬剤師は専門性の高い職種なので、専門分野のことだけ勉強していると、視野狭窄が起こりやすいです。
具体的には、
- 今まではこのやり方で上手くやってきた
- お前の考えは間違ってる(一方的に)
みたいな人になりやすくなります。
そういう人にならないためにも、読書はとても良い方法です。
興味のある分野を片っ端から読もう
最後に本の選び方について。
基本的には、「自分が読んでみたいな」と思った本を片っ端から読んでいけば良いと思います。
僕の経験上、他人にオススメされても興味がなかったら、全く頭に入ってきません。
なので、無条件に誰かのオススメ本を読むのではなく、興味のある分野の本から読むのが1番良いでしょう。
色々と本を読んでいると、「働き方の本を読んでいる途中にプログラミングの記述があったから、プログラミングに興味が出てきた」みたいな感じで、知的好奇心の連鎖が起こりやすくなります。
最初のうちは数をこなすことが大事だと個人的には思っているので、片っ端から面白そうな本を読んでみるのがオススメです。
まとめ
読書は面白いし視野が広がるので、薬学生のうちから色々と読んでおくと良いんじゃないかなと思います。
参考になればうれしいです。
では。