TOEIC対策としてオンライン英会話をするのはやめるべき理由

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PharmaXというオンライン薬局のスタートアップで薬剤師・エンジニアとして働いています。Rails・React・TypeScriptなどを書きます。英語が得意でTOEIC900点・通訳案内士資格取得。主に薬剤師の働き方やプログラミング、英語学習について書きます。当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。
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TOEIC対策としてオンライン英会話をやっているという話をよく聞く。

僕はオンライン英会話はTOEIC対策としてやるのは全然おすすめしない派なので、この記事ではなぜ僕がそのように思っているのかを書きたいと思う。

 

僕は社会人になってから英語を本格的に勉強を始めて、TOEIC900点や国家資格である通訳案内士の資格を取れるまでに英語力をアップさせたことがあるので、それなりに英語学習のノウハウについては詳しい。

 

なので、多少は参考になるのではないかと思う。

 

TOEIC対策としてのオンライン英会話はコスパが悪すぎる

 

なぜオンライン英会話がTOEIC対策への効果があまり期待できないかというと、TOEICで求められる能力とオンライン英会話で向上する能力が異なるからだ。

 

TOEICで向上するのはリスニング・リーディング力

TOEICでハイスコアを狙うには、リスニング力とリーディング力が必要となる。

【TOEICで求められる能力】
・リスニング力
・リーディング力

 

一方、オンライン英会話でどんな能力が上がるかというと、スピーキング力とリスニング力だ。

【オンライン英会話で向上する能力】
・スピーキング力
・リスニング力

 

「オンライン英会話をリスニング力が上がるなら、TOEIC対策としてオンライン英会話をやっても良いじゃん」と思ったかもしれないが、全くおすすめできない。

 

なぜかというと、TOEICとオンライン英会話ではリスニングする英語の内容が違うからだ。

 

TOEICで扱うトピックは、

  • 駅や空港でのアナウンス
  • 会社の会議
  • レストランやスーパーでのやりとり

など、ビジネスシーンや日常生活で最低限必要な英語である

 

一方、オンライン英会話は

  • 趣味
  • 自分が選考している学問
  • 仕事に対する考え方

など、TOEICよりも扱うトピックが幅広くなっている。

 

オンライン英会話は本当に幅広いトピックの英語を聞き取る能力が求められるので、TOEICのスコアを上げたいのであればTOEIC対策に集中した方がスコアが伸びやすいのだ。

 

オンライン英会話の広告を使用してはいけない

オンライン英会話サービスの

「オンライン英会話でTOEIC対策をして200点上がりました!」

みたいな広告を見たことがある人もいるだろう。

 

しかし、これは信用しない方が良い。

僕が思うに、こういう広告を打たないとお客さんが増えないからやっているのだと思う。

 

というのも、オンライン英会話を効果的に使うためには、一定レベルのリスニング力とリーディング力が必要なのだが、この一定レベルのリスニング力とリーディング力を持ち合わせている人はかなり少ないからだ。

 

だから、英会話の練習をそんなにやってもそんなに効果のない層へ強引にアプローチして、客数を増やそうとしているのだ。

 

英語を話せるようになりたい人ほどTOEIC対策に力を入れるべき

 

TOEIC対策としてオンライン英会話をやろうか迷っている人は、おそらく「ゆくゆくは英会話をできるようになりたいし、オンライン英会話がTOEIC対策になるなら一石二鳥じゃん!」と考えているのだと思う。

 

ただ、将来的に英会話をできるようになりたい人ほど、まずはTOEIC対策を通して英語の基礎力を養うことをおすすめしたい

 

英会話をできるようになりたい人ほどTOEIC対策をすべき理由

理由としては大きく分けて2つある。

 

理由1:リスニング力が低いと相手の言っていることを聞き取れない

TOEICができないということは、リスニング力が低いということだ。

リスニング力が低いのに、相手の言っていることを理解できるだろうか。

 

どう考えても無理だと思う。

そもそもTOEICのリスニングをちゃんと聞き取れない人に、オンライン英会話をやるのは早いのだ。

 

理由2:リーディング力が低いと相手が言っていることを理解できない

TOEICができないということは、リーディング力が低いことも意味している。

リーディング力が低い状態で、相手の言っていることを理解できるだろうか。

 

どう考えても無理だと思う。

ある程度のリーディング力がないと、英会話はできないのだ。

 

さらに言えば、「リーディング力が低い=語彙力・文法力がない」ということでもある。

そのため、自分が言いたいことも伝えられない。

 

最低限のリスニング・リーディング力がないとオンライン英会話をやっても意味がない

最低限のリスニング・リーディング力がないと、オンライン英会話の先生が言っていることを理解できない。

 

相手の言っていることが分からないだけでなく、自分が言いたいことも伝えられない。

 

つまりTOEICである程度のスコアを取れないレベルの英語力だと、オンライン英会話のレッスン料が無駄遣いになる可能が高いのだ。

 

オンライン英会話を効果的にやるために必要なTOEICスコア

オンライン英会話で効果を得るためには、どんなに低くてもTOEIC600点くらいはほしい。

できれば700点、理想は800点くらいまでは頑張りだい。

 

TOEIC600点未満でオンライン英会話を受けると

  • 先生が何を言っているかも分からない
  • 自分が言いたいことも言えない

など散々な結果に終わるだろう。

 

本当に悪いことを言わないので、まずはTOEIC600点を目指そう。

僕はTOEIC800点くらいを取ってからオンライン英会話を始めたが、自分でいうのもあれだけど、けっこうスムーズに英会話をできたと思う。

 

それが英会話を上達させるための1番の近道だ。

 

TOEICの勉強方法について以下の記事にまとめたので、ぜひチェックしてみてほしい。

社会人がTOEIC900点を効率的に取るための勉強ロードマップ
社会人になってからTOEIC900点&語学系唯一の国家資格 通訳案内士を取得した筆者が勉強法を解説します。

 

終わりに

僕がこの記事を通して言いたかったのは

  • オンライン英会話でTOEIC対策をやってもそこまで効果を得られない
  • 英会話をできるようになりたいなら、まずはTOEIC対策をした方が良い

の2点だ。

 

TOEICのスコアを上げたいのなら、TOEICに特化した勉強をやろう。

わざわざオンライン英会話を利用して、TOEIC対策をする必要なんてない。

 

英会話をする上でリスニング・リーディング力は必須なので、TOEICで勉強したことは決して無駄にならないし、むしろオンライン英会話をする上でとても役に立つので、まずはTOEIC対策に注力することをおすすめしたい。

 

では!