「初めてTOEICを受ける社会人は何から勉強したら良いのだろう?」
この記事では、こんな疑問にお答えします。
結論から言うと、
- 発音ルールの勉強
- 英文法の勉強
- 英単語の勉強
- TOEICリスニング対策
- TOEIリーディング対策
- ひたすら問題演習
のステップで勉強するのがオススメです。
この記事でご紹介する方法をちゃんと実践できれば
この記事を書いている僕はTOEIC900点や語学系唯一の国家資格である通訳案内士の資格を持っています。
なので、この記事でご紹介する方法をちゃんと実践できれば、しっかりTOEICのスコアを上げられるのではないかなと思います。
TOEICを受験予定の方は、ぜひ1つの意見として参考にしてみてください。
初めてTOEICを受ける社会人におすすめの勉強法
冒頭にも書いた通り、
- 発音ルールの勉強
- 英文法の勉強
- 英単語の勉強
- TOEICリスニング対策
- TOEIリーディング対策
- ひたすら問題演習
のステップで勉強するのがおすすめです。
「なぜこの順番なのか」や「具体的にどんな参考書を使ってどんな勉強をすれば良いのか」について、これから詳しく解説していきます。
ステップ1:英語の発音ルールの勉強
「TOEICは英会話のテストじゃないのだから、発音なんて勉強する必要あるの?」と感じた人もいると思いますが、実はめちゃくちゃ重要だったりします。
理由は2つあって、リスニング力アップに効果的であるということ、そして正しい発音で英単語を覚えられるということが挙げられます。
例えば、「She」と「See」は日本語だとどちらも「シー」と発音すると思いますが、実はこれらの発音は異なります。
こういった違いが分からないと、ちゃんと英語を聞き取ることができないし、間違った発音で英単語を覚える羽目になるのです。
発音を勉強しておかないと遠回りになるので、最初にしっかり勉強しておきましょう。
発音の教材としては、『フォニックス<発音>トレーニングBOOK』がおすすめ。
これ以上に分かりやすい参考書はないと思います。
ステップ2:英文法の勉強
英文法の勉強が重要なのは、「英文法=英語のルール」だからです。
サッカーのルールを知らないとサッカーはできません。
それと同じように、英文法というルールを知らないと英語もできないのです。
例えば、This is all you have to do.という英文は、すごく簡単な英単語で構成されていますが、英文法を理解していないとちゃんと訳せないと思います。
この英文はそのまま読むと、「これがあなたたち全員がしなければならないことです」のように訳してしまいたくなりますよね?
しかし「あなたがやらなければいけないことの全てです」という意味の英文です。
「英単語を知っていれば、英文法を知らなくても問題ない」という人もいますが、英文法を理解していないと簡単な英単語だけで構成されている英語でも、ちゃんと意味を理解できないのです。
英文法の参考書は『山口俊治 英文法講義の実況中継(1)』と『山口俊治 英文法講義の実況中継(2)』がおすすめ。
英文法の参考書ってお堅い口調で書かれていることが多いのですが、この参考書は良い具合にくだけた書き方をしてくれているので理解しやすいと思います。
ちなみに、「中学生くらいの時から英語が分かりませんでした。。。」という方は、『中学 英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく。』から勉強するのがおすすめです。
ステップ3:英単語の勉強
ステップ3にしていますが、英単語は英文法と並行して勉強するのがオススメです。
知っている英単語が多ければ多いほど理解できることが増えるので、ひたすら覚えていきましょう。
英単語の教材は『TOEIC(R) TEST 速読速聴・英単語 STANDARD 1800』がオススメです。
この参考書は何が良いかというと、英単語をとても覚えやすいところ。
英文を読み進めながら単語を覚えていく形式なので、単語だけズラーっと羅列されているだけの単語帳よりも格段に覚えやすいです。
僕の知り合いに、この単語帳をひたすら音読してTOEIC800点を取った人がいるので、まず間違いなく良い単語帳だと思います。
ちなみに、「中学生くらいの時から英語が分かりませんでした。。。」という方は、『速読速聴・英単語 basic2400』から勉強するのがおすすめです。
ステップ4:TOEIC リスニング対策
発音、英単語、英文法の勉強が一通り終わったら、TOEICリスニング対策をしていきましょう。(発音、英単語、英文法を勉強していないとTOEICの問題を解くのは難しいので、絶対にすっ飛ばさないでください)
具体的には、以下のステップで勉強すると効果的にリスニング力を鍛えられます。
【TOEICリスニングの勉強法】
- リスニングする英文を読んで、英文の意味を理解する
- リスニング音声を聴く
- リスニング音声をマネしながら音読する
- 2と3を繰り返しやる
特にステップ3の音読はしっかりやってほしいなと。
なぜかというと、音読することによって少しずつ英語を英語のまま理解できるようになってくるからです。
その結果、リスニング力が上がるというわけです。
参考書としては、先ほど紹介した『TOEIC(R) TEST 速読速聴・英単語 STANDARD 1800』がおすすめ。
この単語帳はTOEIC形式の英文で構成されているかつリスニング音源つきなので、TOEICを初めて受験するのであれば、とりあえずこの単語帳だけ買っておけば良いと思います。
より詳しいTOEICリスニング対策については以下の記事にまとめました。
ぜひ合わせてチェックしてみてください。
ステップ5:TOEIC リーディング対策
TOEICリーディング対策は、以下のステップでやると効果的です。
【TOEICリーディングの勉強法】
- 品詞分解をしながら英文を読む
- 音読する
リーディングパートでも音読が重要です。
繰り返しになりますが、音読をすることによって英語を英語のまま理解できるようになってくるからです。
その結果、リーディング力が上がるのです。
TOEICリーディング対策も、先ほど紹介した『TOEIC(R) TEST 速読速聴・英単語 STANDARD 1800』がおすすめです。
この単語帳はTOEIC形式の英文で構成されているので、TOEICを初めて受験するのであれば、とりあえずこの単語帳だけ買っておけば良いでしょう。
ステップ6:ひたすらTOEICの問題を解きまくる
最後の仕上げとして、TOEICの問題を解きまくりましょう。
具体的には、『公式TOEIC Listening & Reading 問題集』を解いてください。
公式TOEIC問題集は、TOEICの問題を作っている団体が出版しているので、本番と同じクオリティの問題を解くことができます。
TOEICはあくまでもテストなので、繰り返し問題を解いていれば自然とスコアは上がります。
問題の回答を覚えてしまうくらい繰り返し勉強しましょう。
時間のない社会人はTOEICを勉強するための時間の確保が最終重要課題
ここまで紹介してきた勉強法をしっかりやれば、TOEICのスコアはある程度上がると思います。
具体的には700〜800点くらいまでなら狙えるのではないかなと。
ただし効果的な勉強法を知っていたとしても、時間のない社会人にとってはTOEICの勉強をする時間の確保がかなり難しいので、なかなかスコアを上げるのは難しいでしょう。
ネットを検索すれば有効な勉強法なんていくらでも転がっているのに、TOEICで結果を出せない社会人が多い理由は勉強時間の捻出が大変なことが大きな原因なのです。
そこで最後に、勉強時間を少しでも捻出する方法を2つ紹介します。
スキマ時間を有効活用する
まず1つ目は通勤時間やお昼休みなどを有効活用するという方法です。
通勤に片道30分かかるのであれば、これだけで往復で1時間も勉強できてしまいます。
この少しのスキマ時間をいかに積み上げられるかが、社会人がTOEICで結果を出す上でとても大切です。
特に先ほど紹介した『TOEIC(R) TEST 速読速聴・英単語 STANDARD 1800』は、コンパクトサイズで持ち運びしやすく、リスニング・リーディング対策どちらもできてしまうので、スキマ時間のお供には最適な参考書です。
スキマ時間はこれを片手にイヤホンを耳に突っ込み英語を聴きつつリーディングしていれば、スキマ時間を有効活用できるでしょう。
コーチングサービスを利用する
コーチングサービスを利用するのも良い手段だと思います。
コーチングサービスとは、英語の勉強を挫折してしまわないようにコーチが監督してくれるサービスです。
お金はかかるものの、一人で勉強するより格段に挫折しにくくなります。
英語ができれば給与アップを狙えるので元は取れるはずです。
僕の経験上、ほとんどの人が途中で挫折します。
なので、少しでも挫折しそうな方は選択肢の1つとして考えてみると良いと思います。
コーチングサービスとしては、RIZAP Englishやプログリッドあたりが有名です。
興味があれば検索してみてください。
まとめ
以上、社会人向けのTOEIC勉強法でした。
まとめると、以下のステップで勉強するのがおすすめです。
【おすすめ勉強法】
- 発音
- 英文法
- 英単語
- TOEICリスニング対策
- TOEIリーディング対策
- ひたすら問題演習
TOEICはコスパの良い自己投資だと思うので、ぜひチャレンジしてみたください。
では!